冬のイベント

クリスマスイブとはいつ?その由来や意味はなに!?

クリスマスイブはいつで何日のこと?って質問をされると、12月24日って答えませんか?

また、クリスマスやクリスマスイブの意味や由来を聞かれても、正確に答えられる人は少ないのだとか…。

今日は、2018年、NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」の年末拡大版スペシャルで放送のあった内容をベースに、クリスマスやクリスマスイブの意味や由来、そして英語でどう書くのかとか、その“つづり”についてもみていきましょう。

クリスマスイブとは?

NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」は、「5才のチコちゃんが問いかける素朴な疑問にあなたは答えられますか?」という設定で、知らないでいると、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られるという内容。

2018年12月の放送で、取り上げられたのが“クリスマス・イブ”について・・・。

当日、番組に出演していた岡村隆史さん、陣内孝則さん、河北麻友子さん、高橋ひとみさんにむけて、「この中で、クリスマスを一番ロマンチックに過ごしそうな素敵な大人ってだあれ?」という智子ちゃんの質問に対して‥

「俺んち、日蓮宗だからな…」と陣内さんが言うと、芸人の血が騒いだのか、「うち浄土真宗です」と岡村さんが被せてきましたw。

クリスマス・イブはいつ?何日?

そして河北さんが回答者に指名されると、チコちゃんの質問が始まります。

チコちゃん:「12月25日って何の日?」
河北さん:「クリスマス」
チコちゃん:「24日は?」
河北さん:「クリスマス・イブ」
チコちゃん:「じゃぁ、クリスマス・イブって何?」
河北さん:「クリスマスの前の日」
チコちゃん:「クリスマスの前日?わかりました」
河北さん:「違うんですか?」

この問答を聞いていて、河北さんの意見に賛同した方は‥

「残念!」不正解です。

チコちゃんの回答はこちら‥

チコちゃん:「クリスマスの当日の夜
岡村さん:「いや、違うよ。違うくない?」
河北さん:「当日の夜はクリスマスじゃん」
岡村さん:「そうよ、チコちゃん。クリスマスなんだよ」

と食い下がった河北さんと岡村さん…。

 

これを番組で解説してくれたのが、フィンランド大使館で働くクリスマス研究科の木村さん。

その解説によると、

「クリスマス・イブ」のイブはイブニングの略
イブに「前の日」という意味はなく当日の夜のことを指すのだそうです。

そうだとすると、25日がクリスマスなら当日の夜は25日の夜なのでは?」の疑問が出てきます。

これには、昔ヨーロッパで使われていた1日の区切り方に問題があるようです。
昔のヨーロッパで使われていた1日の区切りは、「日没から新しい一日が始まる」というようになっていたんだとか。

つまり、現在の日にちの考え方では日にちの変更は午前0時なので、現在の時間で言うと「24日の日没(イブニング)から25日のクリスマスは始まっている」というわけです。

逆に言うと、25日の日没以降は、もうクリスマスではないということなんですね。

クリスマスは何の日?その意味や由来とは?

では、クリスマスとはいったい何の日なのでしょう?

幼い頃から、わたしの頭の中では「クリスマス=キリストの誕生日」とインプットされていました。

しかし、どうもこれも違うのだそうです。

 

クリスマスは「キリストの誕生日」と一般には思われているけれど、“聖書”にははっきりとした記載はないとのこと…。つまり、キリストの誕生日かどうかはわからないが、『キリストの誕生を祝う日』ということのようです。

ちなみに、キリストの誕生を祝う日の候補は・・
「1月6日、2月2日、3月25日、3月28日、4月2日、4月19日、4月29日、5月20日、11月8日、11月17日、11月18日、12月25日」といろいろあったらしいです。

 

では、なぜ、「12月25日」に決まったのかというと・・

キリストがなくなった後の西暦325年、ローマで行われたキリスト教の会議で「キリストの誕生日が決まっていないのはおかしくないか?」となり、有力な候補日を「1月6日」「3月28日」「12月25日」の三つに絞り、最終的に「12月25日」をキリストの誕生日を祝う日にしようと決めたようです。

 

なぜ「12月25日」なのかというと、この日が冬至であったからなんだとか。

実際、キリストの誕生日が「12月25日」に決められた理由については、さまざまな説があるようですが、番組で解説した木村さんによると、「冬至は一年で一番日が短い日、この日から徐々に日が長くなっていく。

人類に光をもたらしたキリストなのでこの日になったのではないか」ということでした。

クリスマスの英語の綴りはどう書く?

そして、「チコちゃんに叱られる!」では取り上げられていなかったですが、クリスマスを英語で書く時の綴りはどれが正しいのか?という、素朴なわたしの疑問についても見ていきましょう。

街にジングルベル聞こえてくるころになると、あちこちにクリスマスのイベントなどの看板が登場します。しかし、その看板を見ると・・

『christmas』

『Xmas』

が混在しています。どちらが正しいのでしょうか?
実は、これってわたしが子供の頃から気になっていたんですよね。

それで、調べてみると、正解は・・

「両方正しい!」でした。

『christmas』の方は、元々の意味が「イエス・キリスト」。
『christmas』の“christ”は【キリスト】と読めます。確かに…。

そして残りの「mas」についてですが、これは、キリスト教で行われている儀式を指す“ミサ”を意味しているそうです。

「christ」+「mas」=『christmas』 となるようで、意味としては「キリストの誕生祭」となるようです。

一方の『Xmas』は、
実は、このXは、十字架を表しています。

さらに、キリストという言葉は、元々ギリシャ語の「Χριστος(読み:クリストス)」が由来で、
この頭文字に当たるXは、キリストであるという共通認識が一部英語圏を中心に持たれているそうです。

「X(キリスト)」+「mas(ミサ)」=『Xmas』 となり、こちらの正しいのだそうです。

ですが・・

実は、街の看板で「X’mas」という看板をよく見かけるのですが、これは間違いなんだそうですよ。

「’(アポストロフィ)」は英単語を省略するときに使う記号。
省略するものはない『Xmas』には使うのは間違いなんだそうです。

まとめ

今回は、NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」でも紹介された「クリスマス・イブ」についてみてきました。

番組内でのタレントさんの反応を見ても分かるように、
こどもの頃から慣れ親しんだ「クリスマス・イブ」の意味は、微妙に違ってることがわかりました。

  • 12月25日はクリスマス。24日はクリスマス・イブ…、ではない。
  • イブは、「evening」の意味。
  • 昔、ヨーロッパでは、一日の始まりは日没からだった。
  • 現代の暦で24日の日没後は、昔ヨーロッパの日にちでは25日。
    なので24日の日没後がクリスマス・イブとなる。
  • クリスマスは、キリストの誕生日ではない。
    クリスマスは、キリストの誕生を祝う日である。
  • クリスマスが、12月25日に決まったのは冬至だったからとも考えられる。
  • 『christmas』と『Xmas』は表記としてどちらも正しい。

『クリスマス・イブ』いつで何日のことなのか?について、NHKの番組「チコちゃんに叱られる!」を中心に見てきました。

その由来や意味も調べていくと、今までの常識が違っていたことが良くわかりました。

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