節分とは?2020年はいつで由来や意味を簡単に子ども向けに説明するポイントは?
節分といえば、豆まきをして鬼をやっつけるイメージがありますよね。
皆さん一度は家庭でやった事のある行事ではないでしょうか?
そんな節分ですが、なぜ節分が行われるようになったかや由来や意味を、きちんと知っている方は少ないと思います。
そこで今回は、子供向けに簡単に説明できる節分について詳しく解説します!
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2020年節分はいつ?節分の意味と由来を解説
節分とは、季節の節目である立春・立夏・立秋・立冬の前日の事を言うのはご存知でしたか?
そのことから、節分は、実際には年に4回ありました。
旧暦では立春の前日が大晦日であったため、立春の節分が重視されるようになり、立春の前日が節分の日になったと言われています。
ちなみに節分で行う豆まきは、もともとは中国から伝わったと言われています。
中国では追儺(ついな)という行事を、節分の時期(旧暦 大晦日)におこなっていました。
平安時代には、日本にも追儺が伝来していました。
追儺は、方相氏という鬼払いの人が先導して、桃の弓や葦の矢で魔物や鬼を追い払っていたと言われています。
それが全国各地に広まり、庶民でも親しみやすくなるようにと「豆」に変化していきました。
社寺などでは「豆うち」、庶民の間では「豆まき」と呼ばれるようになったのが豆まきの由来です。
ちなみに、豆まきの豆には色々な意味が込められています。
豆まきの豆は「魔滅(まめ)」に通じているとされており、無病息災の願いが込められています。
なぜ魔滅に通じるのかというと、昔、鬼が出た時に毘沙門天のお告げによって大豆を投げたところ、鬼が退治できた事からきています。
ですので、立春の鬼(邪気)がでる節分の時期に豆まきをするのが習慣になっています。
2020年節分はいつなのか?
立春の前日が節分という事はわかりましたよね。
毎年、2月3日が節分なイメージが強いですが、実はそうではありません。
では、2020年の節分はいつなのか…?みていきましょう。
2020年の節分は、2019年同様2月3日になります。
しかし、毎年2月3日が節分とは限らないので気をつけてくださいね!
節分の意味を子供に簡単に説明するには?
節分の意味はよく分かりましたね。
しかし、これをそのまま子供に説明しても理解してもらうのは難しいです。
そこで、子供でもわかる説明をポイントごとにまとめてみました。
まず、子供の年齢によって理解する量が違うので、子供に合わせた説明をする事が大切です。
- 今の節分の時期は昔で言う大晦日だった事を伝える
- 一年か何も悪い事が起きないようにと願いを込める
- この時期は鬼が来る為鬼を退治するために豆まき、節分をする事
この3つのポイントを押さえておきましょう!
説明の例としては、「昔は節分の時期が大晦日だったから悪い事が起きないように豆まきをしたんだよ。」とか…。
ほかにも、「節分の時期は鬼がくるから鬼を退治するために豆をまくんだよ。」など、簡単に説明すれば子供にも分かりやすく伝わります。
また、この3つのポイント全てを、一度に教える事は無いと思います。
大きくなっていくにつれて1つずつ説明していくようにすれば、子供でも分かり理解がしやすいと思います。
豆知識 豆まきの正しいやり方
何気なくやっている節分の豆まきですが、きちんとしたやり方があるのは知っていますか?
ここでは正しいルールを教えちゃいます!
- 豆まきをする豆には決まりがある!
一般的には豆まきに使う豆は炒った大豆になります。
昔は大豆のみならず穀物には邪気を払う力があるとされており、貴重なものとして扱われていました。
邪気を払う力があるため、お祓いや魔除けの行事などで使われるようになり豆まきにも使われるようになったと言われています。
多くの地域では豆まきの豆は大豆を使用しますが、地域によっては落花生を使用するところもあります。
北の方へ行くごとに落花生で豆まきをしている地域が多いことも分かっています。
- 豆まきを行う時間帯
節分の日だからといって時間を気にせず豆まきをするのではなく、決まった時間にするのがポイントです。
鬼は深夜中にやってくると言われており、夜に豆まきをするのが正しいやり方になります。
しかし、「深夜になんて無理!」なんてこともありますよね。
そんな場合は夕食後などにやっても大丈夫です。
豆まきが行われるまでは三方などに豆を入れて神棚にお供えしておくといいですよ。
- 豆まきのやり方
昔から豆をまくのは家の家長とされています。(今で言う大黒柱)
昔は家長だけが豆まきをしていましたが、今は昔と違い楽しみながら豆まきをするのが一般的です。
みんなで楽しくやりたい方はあまり気にしなくてもいいと思います。
掛け声は皆さんがしっている「鬼は外!福は内!」になります。
「鬼は外!」の掛け声で、部屋の窓から豆をまきます。
撒いたあとはすぐに窓を閉めて、部屋の中で「福は内!」と言いながら豆をまきます。
これを全部の部屋で繰り返し行い、最後に玄関に向かって行います。
- 豆まき後はみんなで豆をたべましょう!
豆まき後は自分の年より一粒多く豆をたべます。
豆を食べるのは厄除けを願ってと言う意味が込められています。
『節分』のまとめ
いかがでしたでしょうか?
節分が実は4回あるなんてびっくりな方も多いと思います。
何気なくやっていた豆まきにも、きちんとした意味があると知れば、さらに豆まきも楽しくできるのではないでしょうか?
ちょっとした豆知識を入れておくことで子供向けに上手に説明ができると思います。
豆まきの正しいやり方や豆知識も活用して「節分」を楽しんでいただけたらと思います。