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今更聞けない!?お歳暮のマナーと渡し方とは?!時期はいつからいつまで?

日頃からお世話になっている人へ、感謝の気持ちを込めて贈られる冬の風物詩である”お歳暮”。今回は、そんなお歳暮について詳しくご紹介させて頂きます。

「お歳暮を贈る際に気をつけなければいけないことって何?」「お歳暮を贈っても良い時期っていつなの?」と言った、今更人に聞くのが恥ずかしいお歳暮マナーなどの疑問について詳しくお答え致します!

是非、あなたがお世話になった人へお歳暮を贈る際に参考にして頂けると幸いです。

そもそも、お歳暮の始まりっていつ?

まず最初に、お歳暮がいつから始まったものなのか?を知るために、お歳暮のルーツをご紹介致します。

お歳暮のルーツは、お中元と同様に中国の三大宗教の一つである”道教”の行事が由来となっております。道教では、旧暦の1月15日を”上元”、7月15日を”中元”、10月15日を”下元”、この3つのことをまとめて”三元”と呼び、この中の中元の行事の中で近所の人へ品物を贈る習慣がお中元お歳暮の由来になったのだと言われています。

では、日本でお歳暮が始まったのはいつなのかというと、諸説あるためにはっきりと明言は出来ませんが、一説では室町時代からお歳暮の文化はあったと言われています。その後、江戸時代や明治時代頃にはお歳暮の文化は日本全国に広まっており、昭和時代には現在のお歳暮の形が出来上がっていたそうです。

そもそも”歳暮”とは「年の暮れ」という意味を持ち、その年の暮れに嫁いでいった娘や分家の人間が本家や家元へ先祖の霊や歳神様にお供えする為の塩鮭や鰤、魚類の干物などを送っていた文化が、いつしかお歳暮と呼ばれるようになったのです。

お歳暮のマナーとは?

続きまして、お歳暮のマナーについてご紹介致します。今更人に聞くのは恥ずかしいお歳暮のマナーを私と一緒に確認していきましょう!

お歳暮は誰に贈らないといけないものなのか?

お歳暮を贈る相手は、数年前までは仕事の取引先や会社の上司、親戚などへ贈るのが主流でしたが、近年のお歳暮はお中元と同様に、必ずしも贈らなければいけないものではなくなりました。
現在のお歳暮は、実家の家族や親しい友人へ贈る人が多いようです。他にも、お世話になっている上司や習い事の先生へ贈る人もおられます。

また、お中元でも同じことが言えますが、会社によっては上司へお歳暮を贈ることが禁止されている場合があります。どうしても上司へお歳暮を贈りたい場合は、事前にあなたが勤めている会社でお歳暮を贈っても良いか確認することをオススメ致します。また、学校の先生へお歳暮を贈ることは基本的にNGです!公務員は倫理規程の禁止事項で贈答品の受け取りを禁止されていることが多いので、逆にお歳暮を贈る方が学校の先生の迷惑になる可能性がありますよ…!

喪中の方へお歳暮は贈ってもいいのか?

こちらもお中元でも同じことが言えますが、お歳暮はお祝い事の贈り物ではなく、日頃の感謝の気持ちを伝える為に贈る贈り物です。なので、贈る相手が喪中、また自分自身が喪中である場合でも贈って大丈夫です。

ただし、ご不幸があった直後や四十九日までにお歳暮を贈るのは避けましょう!相手の心情を汲み取って、気持ち良くお歳暮を受け取ってもらえるように心がけましょう!

お歳暮の正しい贈り方とは?

お歳暮の贈り方手渡し送付の2パターンありますね。本来のお歳暮の正しい贈り方だと言われているのは、直接お宅へ訪問して手渡しするのが正式なマナーだと言われていますが、年の暮れは何かと忙しいこともあるので、お歳暮を郵送する方が贈る相手の負担が減るとも考えられています。手渡しか送付かどちらでお歳暮を贈ればいいのか悩む場合は、贈る相手の都合に合わせる方が良いと思います。

ここからは手渡しと郵送、それぞれのお歳暮の贈り方手順をご紹介致しますね。まずは手渡しの場合。まずは贈る相手のお宅へ伺う日時を電話で確認しましょう。早朝や夜間、食事時の時間帯は避けて、お宅へ伺う時間を決めると良いです。そして、お宅へ伺う当日はお歳暮を風呂敷やデパートの紙袋に包んで持参し、贈る相手に挨拶をした後に風呂敷やデパートの紙袋からお歳暮を出してからお渡ししましょう!後は、あまりお宅に長居しないように心がけて、良い時間にすみやかにお暇しましょう。

続きまして送付する場合。基本的にお歳暮の品物だけを送るのはあまりよろしくありません。お歳暮と一緒に手紙を同封したり、別に送り状を郵送するようにしましょう!逆に、お歳暮を頂いた場合はお礼状を送るのがマナーです。

お歳暮を贈る時期はいつ?関東と関西では違うの??

最後にお歳暮を贈る時期についてご説明致します。

お歳暮を贈る期間は、本来は12月13日~12月20日までに贈るのが良いと言われています。と言うのも、12月13日はお正月の準備を始める日とされているからです。しかし、近年ではお歳暮を12月初旬に届くように11月末から贈る人も多いようです。年末の忙しい時期にお歳暮を贈るのは迷惑にもなりますので、なるべく早めに贈ることを心がけましょう。

また、地域によってお歳暮を贈る期間は異なり、関東では12月初旬~12月31日、関西は12月13日~31日までとされています。贈る相手の住んでいる地域を考慮してお歳暮を贈ると良いでしょう!

お歳暮の今更人に聞けないマナーやお歳暮の贈る時期について詳しくご紹介致しましたが、少しでもあなたの中にあったお歳暮の疑問が解消出来ていれば幸いです。

今の若い方には、なかなかお歳暮を贈る文化が浸透していないかもしれませんが、これを気に是非あなたもお世話になった方へお歳暮を贈ってみてはいかがでしょうか?

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