カフェインレスの飲み物とは?紅茶やお茶にコーヒーの効果とおすすめは!?
あなたは飲み物の中で何が好きですか?
お茶、紅茶、コーヒーなど、嗜好飲料はたくさんありますが、これらにはカフェインが含まれていて、妊娠中の方が飲むには注意が必要です。
また、健康のために普段からカフェインを控えているという方もいます。
そんな健康志向の高まりもあり、カフェイン含有量が少ないデカフェ飲料や、カフェインを全く含まないノンカフェイン飲料など、さまざまな種類の飲料が市販されています。
そもそもカフェインとは何なのか、カフェイン摂取の効果やメリット、デメリットを紹介するとともに、おすすめのカフェインレス飲料を紹介していきます。
カフェインとカフェインレスの飲み物について!
カフェインとは?何にどれだけ入っている?
カフェインとは何なんでしょうか。
辞典などで調べると、「コーヒー豆、茶の葉、カカオ豆などに含まれるアルカロイドで、白く柔らかい結晶。苦みがある」などと説明されています。
アルカロイドというのは、その組成の中に窒素を含んでいる植物成分の一種です。
科学的なところ理解が難しいですが、つまりは、コーヒー、紅茶、緑茶、ココアの苦み成分のこと、ということです。
では、それらの飲み物の中にどれくらいのカフェインが含まれているのかを見ていきましょう。
飲み物 | カフェイン量(100ml当たり) |
コーヒー | 約60㎎ |
紅茶 | 約30㎎ |
緑茶(玉露) | 約160㎎ |
緑茶(煎茶) | 約20㎎ |
ココア | 約8㎎ |
コーラ | 約10~13㎎ |
エナジードリンク | 約30~50㎎ |
玉露が圧倒的に多いですが、飲む機会が多くないことを考えると、やはりコーヒーに含まれるカフェイン量が多いのが分かります。
カフェインを全く含まない飲み物には次のようなものがあります。
・麦茶
・とうもろこし茶
・黒豆茶
・昆布茶
・ルイボスティー
これらは、100ml当たりのカフェイン含有量は0㎎です。
お茶でも、茶の葉を原料としないお茶にはカフェインが含まれていないことが分かります。
カフェインを摂取するということ
カフェインがどのようなものかわかったところで、その作用のメリット、デメリットを考えてみましょう。
◎メリット
<覚醒作用>
一番有名な作用ですね。カフェインを摂取すると、脳をリラックスさせる効果のある物質の働きを阻害するため、脳が常に興奮状態になり、眠気が覚めます。
<鎮痛作用>
痛みを和らげる作用です。あまり知られていませんが、特に頭痛に効果があります。
頭痛は脳の血管が拡張することで起きますが、カフェインは血管を収縮させる効果がありるため鎮痛作用を発揮するということです。
<利尿作用>
血管を収縮させる作用により一時的に血圧が上がります。そうすると、腎臓を通る血流量が増え尿量が増えるのです。
尿量が増えるということは、血液中から余分な水分が排泄されることで、体のむくみが取れたり、血圧が下がるなどの効果があります。
◎デメリット
先に挙げたメリットですが、これらはすべてデメリットにもなりえます。
<不眠・集中力低下>
覚醒作用があるため、寝る前に摂取することはお勧めしません。
また無理に興奮状態を作っていることになるため、カフェインが切れると反動で一気に集中力が低下してしまいます。
一般に、摂取したカフェインが体内で減少し始めるのは5時間後といわれています。
<頻尿>
利尿作用により尿量が増えるため、トイレの回数が増えます。
また、脱水のリスクにもつながるため、カフェインを含む飲み物は水分補給には向いていないといえます。
<頭痛>
鎮痛作用があると先に紹介しましたが、だからといってカフェインを摂取し続けると反動により、脳の血管が拡張して頭痛を引き起こす原因となってしまいます。
メリットとそれぞれのデメリットを理解し、上手にカフェインを摂取すれば効率的に仕事や勉強を進めたり、頭痛を軽くしたり、むくみが取れたりしますね。
おすすめのカフェインレス飲料
妊婦の方はカフェインを控えた方が良いと言います。それは、妊娠中にカフェインを摂取すると、カフェインが胎盤を通してそのまま胎児に届いてしまいます。胎児は代謝機能が未熟なため排出されづらく、結果として胎児に影響が出てきてしまうのです。
健康志向の高まりもあり、飲料メーカー各社が様々なカフェインレス飲料を発売しています。
カフェインを含まない飲み物は先に紹介した通りですが、ここでは市販されている各種飲料のおすすめをご紹介します。
◎日本茶
<キリン 生茶デカフェ>

出典https://product.rakuten.co.jp/product
ご存じ、生茶のデカフェバージョンです。
「デカフェ」というのはもともとカフェインを含むものからカフェインを取り除いたものをいいます。
生茶独特の甘みもあり、カフェインを気にせず緑茶を楽しめます。
<伊藤園 玄米茶カフェインゼロ>
表示上はカフェインゼロですが、「限りなくゼロに近い」ということです。
それでも普通の玄米茶も1日1杯程度なら飲んでも問題ありませんが、カフェインゼロと表記されている方がより安心して香ばしい玄米茶を楽しめますね。
◎紅茶
<キリン 午後の紅茶デカフェストレートティー>

出典:https://www.amazon.co.jp/
午後の紅茶のデカフェバージョンです。
キリンからはさまざまな種類のデカフェ飲料が発売されていますね。
ペットボトル入りの紅茶でデカフェのものはあまり数がないのでとても貴重です。
<ティーブティック 優しいデカフェ紅茶>
セイロン、アールグレイ、アップル、ピーチ、ベリーミックス、マスカット等々、定番の紅茶からフルーツティーまですべてデカフェです。
ティーバッグタイプで1袋に10パック入りで、普通の紅茶のティーバッグよりは値段は割高ですが、美味しいこと、様々なフレーバーが楽しめることは大変魅力的です。
◎コーヒー
<ネスカフェ ゴールドブレンドカフェインレス>

出典:https://www.amazon.co.jp/
カフェインレスというのは「もともと含まれるカフェインを99%以上カットしたもの」という意味です。
コーヒーのカフェインレスというと、味が薄いのでは?と心配になる方もいるかも知れませんが、こちらにはその心配はありません。
十分コーヒーの香りと味を楽しめます。
<ブレンディ スティックカフェオレ やすらぎカフェインレス>
カフェオレが好きな方はぜひこちらをどうぞ。
コーヒーの香りとミルクの優しい甘さは、カフェイン入りのカフェオレと変わりません。
お湯を注ぐだけのタイプなので、妊娠中のつわりで体調が悪い時も手軽に飲めるのが嬉しいです。
『カフェインレスの飲み物』のまとめ
カフェインとその作用、おすすめのカフェインレス飲料をご紹介してきました。
カフェインについて理解し、何が良くて何が良くないのか、自身の体調を見ながら美味しく効果的に楽しみましょう。
また、妊娠中や健康面からカフェインを控える必要がある人でも、好みのカフェインレス飲料を見つけることで今まで通り、コーヒーや紅茶、お茶を楽しめます。
お近くのスーパーにも、気を付けて見てみると意外とたくさんの種類が市販されています。
カフェインレス飲料を飲んだことがない方にも、是非一度飲んでみていただきたいです。