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2019-2020年インフルエンザの予防接種 効果と持続期間の幼児の場合は?接種にベストな時期はいつ?

インフルエンザ予防接種は10月頃から開始されますが、2019年-2020年のインフルエンザの予防接種はいつ接種するのがいいのか迷います。インフルエンザの予防接種効果や効果の持続期間についても知っておきましょう。

幼児の場合と、受験を控えた中高生などとは少し時期を違えた方がいいかもしれません。インフルエンザの予防接種にベストな時期についても確認してみたので参考にしてください。


インフルエンザ予防接種の効果とは?

インフルエンザの予防接種をしていてもインフルエンザに罹ったという話もよく耳にします。実際我が家でも予防接種をしたにも関わらずインフルエンザに罹ったことが2度あります。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスが口や鼻から体の中に入ってくることから始まります。体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。

ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が起こります。この状態を「発症」といいますが、ワクチンには、この発症を抑える効果が一定程度認められています。

インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、ある程度の発病を阻止する効果があり、また、たとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。

ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果といえそうです。

インフルエンザの予防接種の効果の持続期間は?

インフルエンザの流行時期は?

季節性インフルエンザは、12月ごろから流行り始める場合が多いので、2回の接種が必要な乳児〜13歳未満の場合、10月〜11月には1回目の接種をする必要があります。そのため一般的には、大人も含め9月ごろから受付を始める病院が多いようです。

例年一番の流行のピークは、1月末~3月上旬となることが多いため、遅くとも12月中旬までにはワクチン接種を終えておくのが理想的です。

予防接種の効果の持続期間は?

まず2回接種の場合、接種1~2週間後より抗体が上昇しはじめ、2回目の接種1カ月でピークとなります。3~4カ月後には徐々に減少してきます、したがってワクチン効果が期待できるのは接種後2週間から3~6カ月までと考えられています。

1回接種の場合も、予防接種を受けてから「約4~6か月」効果があります。この期間を過ぎると効果が切れてインフルエンザの症状が発症する可能性が出てきます。

予防接種にベストな時期はいつ?

インフルエンザの流行時期と予防接種の効果の持続期間から考えると、予防接種にベストな時期は以下の通りです。

大人の場合

13歳以上の大人の場合は、11月下旬~12月上旬に接種するのが一般的にはおすすめです。

11月下旬~12月上旬に受ければ、たとえ効果が4ヶ月だとしても3月下旬~4月上旬までワクチン効果を保てます。特に受験などを控えた中高生の場合で受験が終わるまでの効果と、流行り始めに間に合わせることを考えるなら、11月上旬から11月中旬に接種するのが可能性としてはおすすめの時期となります。

小学生以下(13歳未満)の子供の場合

小学生以下(13歳未満)の子供の場合は2回接種が必要ですので、大人より早く接種を開始しなければなりません。

1回目と2回目の間隔は2~4週間といわれていますが、4週間あけたほうが安全ですし、効果もあります。

そのため、子供の場合の予防接種のベストな時期は、1回目が10月下旬~11月上旬、2回目が11月下旬~12月上旬になります。

インフルエンザの流行が早く来てしまった場合

今年もそうですが、インフルエンザの流行の時期が早まっており、9月現在でもすでにインフルエンザによる学級閉鎖などが報告されています。

先ほど一般的なベストの時期はお伝えしましたが、隣の学区で学級閉鎖が起きていたり、会社のビル内で流行しまった場合は、春先の効果まで考えて時期を見送るのではなく、11月中旬以前でもすぐさま予防接種を受けましょう。

まとめ

  • インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからないというものではない
  • ある程度の発病を阻止する効果がある
  • インフルエンザにかかっても重症化するのを阻止する効果がある
  • インフルエンザの予防接種の効果の持続期間は「約4~6か月」
  • ワクチン接種のベストな時期は
    • 13歳以上の大人の場合は、11月下旬~12月上旬
    • 子供の場合は、1回目が10月下旬~11月上旬、2回目が11月下旬~12月上旬
  • インフルエンザの流行が早まった場合は、一般的なベストな時期を待たず、早めに接種がよい

インフルエンザを予防する上で予防接種は非常に重要ですが、予防接種だけでは完璧に予防することはできません。

インフルエンザワクチンの接種のほかにも、こまめな手洗いうがいやアルコール消毒液による除菌、マスクなどが生活の中でできる予防に効果的なこともいくつもあります。インフルエンザの感染経路は、くしゃみや咳による飛沫感染と、ウイルスが手に付着することによる接触感染が大部分を占めます。

これからの季節、インフルエンザの感染予防には、何よりもウイルスを体内に入れないことが重要。外出時にはしっかりとマスクを着用し、手洗いうがいや除菌を徹底しましょう。

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